訪問販売(押し売り系)の体験談

新聞屋がきた!

一人暮らしを始めると色々な訪問販売がやってきます。
まだ都会に出てきたばかりの何も知らない子供から金を取ろうという魂胆のやつが近づいてくるのです。
まず僕の元にやってきたのは新聞屋でした。
「お引越しおめでとうございます。」
50を超えているであろうおじいちゃんの新聞拡張員でした。
って言うかどこから僕が引っ越してきたのを聞いたのか、すでに引っ越してきたばかりということも知られています。
学生アパートの多いところでしたのでアパートの空き室状況などをチェックしているのかも知れません。

「ここらへんは勧誘合戦が激しくてねえ、勧誘されすぎてノイローゼになっちゃった子もいるんだよ。かわいそうに。」

かわいそうに、ってお前らが原因やんけ。
「だからね、新聞を取ってくれた家にはもう勧誘に来ないって協定ができてね。取ってくれたらこの部屋の住所はリストから消えるんだ。」
だから、新聞を取れ。ということか。
普通に考えて新聞を取ったからといってこの部屋の住所がリストから削除されることはないだろう。
アパートなので中の人間が変わればまた来る。そのためには住所を知っておかなければならない。
つまりこのじいさんの言っていることは、ウソだ。

このじいさんの与太話を信じるわけではないが、もしノイローゼになった子がいたというのなら許されないことです。
少し懲らしめてやりましょう。
「なるほど、お話はわかりました。10枚で手を打ちましょう。」
「じゅ、10枚ですか」

10枚というのは新聞拡張員が販促のために持っているビール券やら商品券やらのことを指してます。
普通は2枚から3枚が普通です。しかも通常は新聞販売店から支給されますが、5枚以上の支給は自腹だったと思います。
つまり、10枚という数は多すぎる要求。

「わかりました、10枚で半年ということで…。」
「何言ってるんですか?10枚で1ヶ月ですよ。2ヶ月なら20枚」
「そんなのできるわけないだろう。」
じいさんは、いつの間にかタメ口になってます。いくら客が年下だからといってタメ口は良くありません。

「わかったよ、じゃあ5枚ならどうだい?10枚くれるなら半年取ってあげるよ。」

ここがミソなのですが、最初に吹っかけておいて後で下げる。 僕としては結局得をしている数字なんですがじいさんは大喜びです。
結局ビール券10枚で半年契約を結びました。

当然速攻解約です
「激しい勧誘でノイローゼになった人もいると言われ、長時間にわたって勧誘された。」
と販売店に告げ、解約してもらいました。
これは立派な違法営業行為ですので何ら問題はありません。
ついでに言うなら、ビール券なども厳密には違反です。
それらは金券ショップで現金に生まれ変わりました。

貧乏大学生にはありがたいお話でございました。

しかし、契約を結んだら本当にリストから削除されたのか勧誘がプッツリ来なくなりました
何でだろ?

対策

新聞の勧誘は一人暮らしを始めるにあたり避けては通れない道だと思います。
本当に必要ならとってもいいでしょう。しかし、お金に余裕が無かったりあまり必要でないと感じるならば取る必要はありません。
とるなら「日経」が良いでしょう。経済や世界情勢のことが詳しく載っていてゴシップネタは皆無ですので勉強になります。
とってはいけないのは「毎○」と「朝○」です。この二つは日本の偏向報道の象徴と言っていいくらいヒドイです。
強引な勧誘も数多くありますので注意してください。ハッキリ「いりません」と断ることが大事です。

例:「(阪神グッズで身を固め) あ゛?読売だと?

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