マルチ商法の体験談

大学の知り合いに誘われた!

それは僕が大学に入学して、夢と希望に満ち溢れている一年生の時。

大学でたまに授業が一緒になるくらいの接点しかない、顔見知りのAくん(すでに名前も忘れた)に声をかけられました。
「すごく儲かるバイトがあるんだけど、話聞いてみない?」

あんまり親しくない人物からの誘いほど怪しいものはない。
さらに高校時代あまりのヒマさと友達のいなさのために、あらゆる本を読み
社会の裏の裏」とかいう「それ表やんけ」みたいな怪しい本まで読んでいた僕は
「(ああ、マルチやな) マジ!?それすごくね!教えて教えて!」
と、サービス精神たっぷりに答えてました。

ちなみにその会社は「グ○コ」に似た感じの会社名だったとあいまいながら記憶しています。
年商は100億の超優良企業だそうで。

後日「詳しい話は上の人から」というので、話を聞きに勉強会?というのに行ってみると
A君のアップ(上の階層の人)登場。巨乳でした。

「巨乳おいしいですwwww」

と思う間もなくファミレスに入店。
目の前に巨乳が座り僕の隣にAが座って…囲まれました\(^o^)/
これがABC勧誘というやり方です。
で、健康について長々と説明聞かされました。

巨乳「この健康食品はガンが治るんです!」

などという薬事法完全無視のルール無用の残虐ファイターばりの
違法営業トーク
をしていただき、最後にシステムや契約の話に。

巨「何か質問ある?ちゃんとサポートするから安心してね。」

なぜか、すでにこっちがマルチを始める前提で話がすすんでいる
それよりも、巨乳に夜のサポートしてもらいたいです。(^q^)
…さて、今までおとなしく聞いていたが…
ここからは俺のターンってことでよろしいかな?

俺「じゃ質問です。もし10人を紹介して、その10人がまた10人を紹介する、9回繰り返したら日本の人口超えますよね?」
巨「そ、そうはならないよ」
俺「なぜですか?」
巨「紹介はそんなに簡単じゃないから!」
俺「じゃあ儲からないですよね」

すごく困った顔をする巨乳。正直興奮しますが、アップとしてはあまり優秀ではないようです。
巨「そうなったら、中国へ行けばいい。中国の人口は日本よりはるかに多いから。」
俺「は?中国は連鎖販売取引は「犯罪」として全面禁止ですが?」
巨「……」

俺「で、年商100億って言ってたけど、本当は23億でしょ。」

性格が悪いとは思いましたが、本社に電話をしていろいろと裏をとれる情報は聞き出しておいたのです。
本社の方は超しぶしぶ教えてくれました。

巨「(ギョっとしながら)それはどこの噂?ネット上の話は信用できないから!」
俺「電話して去年の決算を聞きました。本社のホンダさんって方が教えてくれましたよ。」
巨「今年の決算は100億なんです!」

一気に4倍ww超優良企業ッパねえっすwwwwww

俺「あーそうですか。ちなみにさっきの「ガンが治る薬」って言い方、薬事法違反ですよ。」
巨「そんなことは聞いてない!やるの!?やらないの!?」

巨乳さん、いきなり怒り出しました。
マルチの人間に理詰めで迫るとほぼ100%の確率で逆切れされますので、あまりお勧めはしません。
ちなみにA君はバツの悪そうな顔で下を向いています。

俺「やるわけねーだろバーーカ。あ、これごちそうさまです^^」

と、僕はA君に伝票を渡しその場を去ったのでした。
あれからA君は学校に来なくなり、夏休み明けには退学してました。
俺しーらね。

対策

マルチの人間に理詰めで反論するとわけのわからない言語と理論で返されますので、ハッキリ言って相手にするだけ無駄です。

もし勧誘が迷惑だと感じた場合(夜間(目安:午後9時以降)や、長時間(目安:2時間以上)に渡る勧誘など)は
特商法第38条3号「迷惑勧誘の禁止」の違反行為 に当たりますので

「迷惑勧誘の禁止に違反してます。それ以上勧誘すると警察を呼びます。何と言われてもやりません。」ときっぱり断ることが大事。


それと誤解のないように言っておきますが、僕は貧乳派です

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