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恐怖の罰ゲーム・序章編

手当たり次第に告白してみた

あれは今以上にすることのなかった大学に入りたての夏。
6畳の1Kの狭いアパートだったんですが、まあーーーーー電波の入りが悪いのなんのって。
仕事しろよって言いたくなるくらいドコモがクソだった。
一時期は米軍を疑ったね。特殊な塗料とかで僕の携帯だけ電波を遮断されてんじゃねえかって。
まぁ米軍も僕が携帯をauにするってところまでは頭が回らなかったようであーうーにしてからは電波ビンビン物語。
常にバリ3。やっぱ携帯はこうでなくっちゃ!と当たり前のことに歓喜していたのですが。

そのころは各携帯会社がこれでもかってくらい他社に対して敵意を飛ばしてた時代ですから
当然ながらドコモからauに変えるとなると番号もアドレスも変わっちゃうんですね。
当時はナンバーポータビリティとか便利な物ないからね。

で、まぁ携帯変える前にどうせこのアドレス使えなくなるんだから適当に告白でもして彼女作るかーとか天才かと思えることを思いついちゃったわけなんですよ。
その頃は知り合いの女の子全員あわせても10人いないくらいの少数精鋭のアドレス帳でした。
どの子に行くか悩んだ末に





「まーいっか。全員突撃してしまえ

下手な鉄砲数うちゃ当たる大作戦を決行。総勢8名に

「実はずっと前から好きだった。つきあってくれ」

という告白メールを送信。ワクワクしながら返事を待ちました。
すると女の子たちから続々返信が来ます。


「告白は嬉しいんだけどさあ…何で同時送信なんだよ

やっべーー、やっちまった。告白メール一斉送信してたよwwwwwww

僕は灰色の脳細胞を総動員して
「悩んだ末、愛する君たちに順位はつけられなかったんだ。許してくれ!」
とか送ろうとしたんですがね、そのメールを打ってる最中にもドンドコとメールが来ます。

「何で一斉送信なん?死ね

「罰ゲームは他でやって。」

「むしろあんたと付き合う方が罰ゲーム」

「生まれてきてんじゃねえよ」

とまあ凄い罵詈雑言の嵐のようなメールが。
どーすんだよ。
2人以上からOK出たらどうやって断ろうかwwwとか考えてた自分が恥かしいって言うか死にたい。
あんたと付き合う方が罰ゲームとかひどすぎる。コイツ、人間の皮をかぶったデーモン小暮か何かじゃないだろうか
生まれてきてんじゃねえよなんて僕の存在を子作りの時点から否定してますからね。

僕にはもう「許してくれ!」なんてカッコイイメールを打てるわけがありませんでした。
ただひたすらに「チギラ君が送れって言ったんですう〜ごべんなさいい」
と全ての罪を親友のチギラになすりつけることしかできなかったのです。
僕は、無力でした
でもさ、彼女欲しいって思ったら普通告白するだろ?

童貞のまま死ぬとか生き物として正しくない

彼女欲しい

告白しよう

「フヒヒヒヒwww好きですwwww」

生まれてくるな←今ここ!

みたいな流れになるよな、みんなも絶対そうする。誰だってそうする。俺もそうした
特別な存在である彼女というのを作るのに僕が起こした行動は当時は裏目に出てしまったようです。
僕はこの悲しい事件を自分への戒めとして胸に収めておこうと思った。
んだけど、やっぱ人間って特別な存在が欲しいよな。なぁ!?そうだよなぁああん!!?

と、いうわけで特別な存在を探すためにアキハバラにて年末恒例、罰ゲームをかけて対決シリーズやっちゃうわ。

題して











ウェルタースオリジナル500個配るわ!なぜならあなたは特別な存在だからです対決!!!」

対決は私、キャーポンと僕の数少ない友達ジンとの一騎打ちです。
500個のウェルタースオリジナルを通行人に無差別テロのように配りまくり手持ちのウェルターを早く無くしたほうの勝ち!
罰ゲームの内容は今のところ未定ですが、正直、早く終わらせたいよね。
今年の目標は逮捕されない。これだけは守り抜きたい。

対策?

ヴェルタースオリジナルそんなにおいしくない

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